Numb - Language Of Silence

カナダのエレクトロ・インダストリアルユニットの6thアルバムにして活動休止前の最終作。この作品とシングル「Suspended」を出した後、翌1999年にNumbは解散。Don Gordonは2000年にHalo-Genという別名義で1枚アルバムを出すも、ほどなくしてベトナムへ移住。…

Numb - Blood Meridian

カナダのエレクトロ・インダストリアルユニットの5thアルバム。94年の4th「Wasted Sky」のリリース後、ボーカルのConan Hunterが脱退。新たにDavid Collingsが加入します。この体制で95年には来日も果たし、その模様は日本限定のライブ盤「Koro」として発売…

Blok 57 - Blok57

The KlinikやDiveでの活動で知られるDirk Ivensと、ベルジャンEBMユニット: Vomito Negroの初期メンバーだったGuy Van Mieghemの2人によって結成された、Blok 57の1stアルバム。

Dessau - Dessau

アメリカのEBM/インダストリアルロックユニットのコンピレーションアルバム。このバンドは80年代後半のEBMブームに乗って何枚かシングルをリリース後、1stアルバム「Exercise In Tension」を発表。しかしその後6年ほどブランクを挟み、すっかりEBMも廃れた9…

Sielwolf - Nachtstrom

ドイツのインダストリアルバンドの2ndアルバム。元々は93年にCashbeatというドイツのレーベル((初期のKMFDMやSwamp Terroristsの作品もここから出ていました。))からリリースされていたアルバムを、同じくドイツのVan Richterというレーベルが97年に米国向け…

2021年の良かった新譜

2020年までは純粋にその年購入したものを列挙していましたが、2021年は13枚ぐらいは買ってたのでその中から抜粋で。

EBM(エレクトロニック・ボディ・ミュージック)を聴くならまずはコレ!な入門用リスト

今回は基本に立ち返って、「最近EBMって言葉を知ったけど、どういうジャンル?何から聴けばいいの?」という方のために、入門にふさわしいであろう代表的なグループと、その名曲・名盤をセレクトしてみました。とりあえずこの辺を一通り押さえておけば、今日…

Def.Masterのメンバー変遷

オマケ。ツイッターやらネット上に散逸している情報を基に、歴代メンバーの変遷を自分なりに表に起こしてみました。ついでによくwikiで見かけるメンバーのタイムラインも作ってみたり。自分も全然音源を集められてないし、まだまだ不明な点も多いので、もし…

Def.Master - Thoughts Distorted

日本のインダストリアルメタルバンドの2rdアルバム。今作ではオリジナルメンバーだったEBUが脱退し、基本的にはYU-MI一人のユニットとなっています。その他いくつかの曲では、ギターでNARASAKI(Coalter of the Deepers)と藤田タカシ(Doom)、ベースでHIRO…

Rosen Kreuz - Volume Max

日本のポジパン・インダストリアルロックバンドの3rdアルバム。一部界隈ではDef.MasterのYU-MIとEBUが在籍していたことで有名でしょうか。特にEBU氏についてはこのアルバムからマニピュレーターとしてクレジットされるようになりました。本作は一応ミニアル…

Test Dept. - Atonal & Hamburg "Live"

英国が誇る鬼パーカッション軍団、Test Dept.のライブ盤。全て1985年の録音で、前半4曲がドイツの音楽フェス『Berlin Atonal』出演時の録音、後半3曲がハンブルグでのライブの録音です。リリースは(エンヤ化する前の)初期DeleriumやControlled Bleeding、C…

Die Krupps - Metalmorphosis Of Die Krupps '81-'92

タイトルの通り、クルップスのデビューから「I」までの音源をまとめたコンピレーション盤。発売は96年と既にインダストリアルメタル化が進行していた時期ですが、「Ⅱ」以降の音源はスルーされており、どちらかと言えばEBM路線の時期に焦点を絞った内容です。

Blue Eyed Christ - Leaders + Followers

ロサンゼルス出身のEBM/インダストリアルロックユニットの1stアルバム。90年代に残したのはこの1作だけでそれきりかと思いきや、2000年以降もちらほらとアルバムを出しており、2020年にも新作をリリースしている貴重な現役組です。中の人はThrill Kill Kult…

Lead Into Gold - Chicks & Speed: Futurism

ミニストリーは80年代後半に多数のサイドプロジェクトで作品を残していますが、このLead Into Goldは珍しくPaul Barkerが主導のユニット。本作は彼らの初期シングル2枚をコンパイルしたEPです。

2020年に買った新譜

昨年の好評を受けて(?)、今年もやります「今年買った新譜」企画。今回もあくまで"自分が購入した順"でご紹介(リリース順ではないので念のため)。2020年はコロナの影響もあり、新譜/中古問わず店舗でCDを買う機会が激減。散々お世話になった渋谷レコファン…

Skinny Puppy - Too Dark Park

スキニー・パピーの代表作として挙げられることも多い6thアルバム(通称"暗杉公園")。一方でネット上での評判を見ていると(特にインダストリアルマニアの間では)、ハーシュEBMの完成形として「VIVIsectVI」を、唯一無二の域まで上りつめた究極形として「L…

Marilyn Manson - Antichrist Superstar

全世界の厨二病キッズ御用達のアンチ・ヒーロー、マソソソマソソソの代名詞的アルバム。そのイロモノ的なキャラと良くも悪くもキッズ受けする分かりやすさ、そして近年のグダグダな迷走っぷりもあってか、いわゆる「玄人リスナー」あるいは「インダストリアルガチ勢…

TRIAL - 1

イギリス出身の新鋭インダストリアルメタルユニット、TRIALのデビュー作(1stEP)。このグループの存在はTwitter経由で知りました。"Def Masterみたいな音"と紹介されていたので興味を持ったんですが、蓋を開けたら想像以上のクオリティにぶっ飛ばされました…

2nd Communication - 2nd Communication

同じ札幌出身のDRPと並んで「国産EBM」を代表するユニット、2nd Communicationの1stアルバム。メンバーはDossa Yun (programming, voice, sampling)、Toshiani Ishida (sampling, metal machinery, DJ)、Trast C. Howard (voice, sampling, video)の3人。名…

V.A. - 21st Century Quakemakers Volume 2

イタリアのオルタナ系レーベルContempo Recordsのサブレーベル、BBATのレーベルコンピ第2弾。とはいってもここの活動はかなり短命で、このシリーズコンピ2枚と12" シングルを数枚リリースしたのみであっさり閉鎖してしまった模様。

Meat Beat Manifesto - Armed Audio Warfare

言わずと知れた「分解/再構築のオリジネーター」による2ndアルバム…といいつつ、実質的には初期音源をまとめたレアトラック集だったりします。元々、"Armed Audio Warfare"というのは1989年に発売が予定されていた1stアルバムのタイトルでした。しかし、マ…

Pankow - Svobody!

イタリア産EBMグループの、未発表曲やリミックス等を集めたコンピレーションアルバム。タイトルはチェコ語で"自由"という意味らしいです。内容としては、Adrian Sherwoodのプロデュースで有名な2ndアルバム収録曲のセルフ・リミックスが5曲(#1,4,6,8,10)、ア…

Ministry - In Case You Didn't Feel Like Showing Up/Live Necronomicon

Download Festivalでついに25年ぶりの来日が実現…と思いきや、昨今のコロナ禍の煽りを受けてまたしても中止となってしまったミニストリーの来日公演。そもそも日本でのフェス出演どころか、本国でのツアー開催も難しそうな状況となっており、なかなか厳しい…

Riki - Riki

LA出身のミュージシャン/ヴィジュアルアーティスト、Niff Naworによるシンセポッププロジェクトのデビューアルバム。この人は元々デスロック・アナーコパンクと呼ばれるジャンル方面で活動していたらしく、Crimson Scarletというバンドでキーボードを担当し…

Foetus - Flow

7thアルバム。ロシア構成主義からカートゥーン風味には変わりましたが、再び黒・赤・白のジャケに戻りました。80年代にはまさに破竹の勢いで進撃を続けたフィータスですが、90年代に入ると活動が急速に停滞し、ジャズ風味のサイドプロジェクトやリミックスワ…

Numb - Mortal Geometry

カナダ出身のエレクトロ・インダストリアルユニットの7thアルバム。1998年の最終作"Language Of Silence"以来、21年ぶりとなる新作です。中心人物のDon GordonはNumbの活動終了後、2000年にHalo_Gen名義で1枚アルバムを発表していたようですが、その後何を思…

HIDE - Castration Anxiety

女性Vo.のHeather Gabelとパーカッション担当のSeth Sherによる、シカゴ出身のインダストリアルユニットのデビューアルバム。Heather Gabelは元々、ヴィジュアルアート・グラフィックデザイン畑の人だったらしく、彼らの作品における不穏なアートワークやヴ…

Killing Joke - Revelations

イギリスのポストパンクバンドの3rdアルバム。本作レコーディング終了後、82年2月の末に突如Jaz Colemanがアイスランドへ逃亡してしまいます。どうもアレイスタークロウリー等のオカルトにはまりすぎた結果、ガチで「アポカリプス(=核戦争による終末)が到来…

2019年に買った新譜

音楽好きな人々の年末恒例企画といえば「今年のベストアルバム○○選」ですが、私はそもそも、自分が聴いた中からベスト盤を選出できるほどの数を聞いていないので、単純に「今年自分が購入した新譜」をそのまま列挙したいと思います。そう、これしか買ってな…

Foetus - Thaw

言わずと知れたインダストリアル界の帝王、Foetusの5thアルバム。80年代のフィータスはアルバムごとに意味もなく名義を変えてくるのが特徴ですが、本作は"Foetus Interruptus"名義となっています。あと、ジャケ裏に書かれた「手にしたその日から、誰にだって…