The Cure - Faith

イギリスのポストパンクバンドの3rdアルバム。"Seventeen Seconds"の延長線上というべき作風で、相変わらずミニマルでモノクロームなポストパンクを奏でております。「信仰」というタイトルの通り、ロバート・スミスの宗教観が歌詞に強く現れているそうです…

Klute - Excluded

デンマークのエレクトロ・インダストリアルユニット、Leaether Stripのサイドプロジェクトの1stアルバム。中の人はレザストと同じくClaus Larsen唯一人で、ゲスト参加などはありません。ちなみに、90年代までは"Klute"名義で活動してましたが、後に同名のト…

V.A. - Zoth In Your Mind

80年代後半に大きな盛り上がりを見せたEBMムーブメントは、90年代に入ると急速に失速し、アメリカではインダストリアルメタル、ヨーロッパではサイケデリックトランスへと発展的解消を遂げていきました。しかしそんな時代にあっても、いくつかのレーベルは頑…

Numb - Christmeister / Bliss

カナダのエレクトロ・インダストリアルユニットの2ndに、アルバム発表後に出したシングル「Bliss」の4曲(#3のリミックス3曲+未発表曲1曲、#10~14)を追加して再発したもの。オリジナルは Lively Artというフランスのマイナーレーベルからの発売でしたが、リ…

Swamp Terrorists - Combat Shock

スイスのインダストリアルユニットの3rdアルバム。この作品で本格的に世界進出を果たしたようで、アルファレコードから日本盤も出ていました。良い時代だ... 彼らの音楽性は一言で言ってしまえば"インダストリアルメタル"なのですが、その内実は同時期のMini…

A Split - Second - A Split • Second

ベルギーのEBM/ニュービートユニットの音源を、アメリカ市場向けにまとめたコンピレーション。米国でのディストリビューションを担当していたWax Trax!からの発売です。 いわゆるニュービートの生みの親とされるこのユニット。#1の45回転シングルをあえて33…

Killing Joke - What's This For...!

イギリスのポストパンクバンドの2ndアルバム。 衝撃のデビュー作で見せた路線を踏襲しつつ、彼ら特有の「呪術的なビート」が完成をみた1枚。執拗にタムを強調したドラスティックなドラミングが、前作の単調さを払拭しつつ楽曲に緊張感を与えています。当時の…

Peace, Love & Pitbulls - Peace, Love & Pitbulls

スウェーデンのインダストリアルメタルバンドの1stアルバム。 このグループの中心人物であるJoakim Thåströmという人は、元々70年代後半からいくつかのバンドで活動を続けていたベテランで、スウェーデン国内ではそれなりの人気を得ていたようです。その頃の…

Skinny Puppy - Mind: The Perpetual Intercourse

2ndアルバム。製作中にBill Leebが脱退し、代わりにDwayne Goettelが加入(まだ作曲には不参加)。前作までに見せていたシンセポップ的なキャッチーさは後退し、一気に凶暴な音へと変貌しています。ビートも時々引き攣ったようにつっかかる複雑なもので、早く…

Skinny Puppy - Bites

一応こちらが1stアルバム。FLAを結成する前のBill Leebが在籍していたのはこの頃です。この作品は発売当時からカナダ盤LP、ベルギー盤LP、カセットと、3つのフォーマットによって収録曲・曲順が異なっており、これらをすべて網羅するような形(さらに未発表曲…

My Life With The Thrill Kill Kult - I See Good Spirits And I See Bad Spirits

シカゴ出身のインダストリアル・ダンス系グループの1stアルバム。中心メンバーでヴォーカル担当のGroovie Mannは、Ministryをスタートする前のAl Jourgensenと一緒に、Special Affectというバンドをやっていたという経歴の持ち主。Wax Trax!所属組としては若…

V.A. - The Digital Space Between

デンマークのEBM系レーベルによるコンピレーション。 90年代には様々なレーベルからこの手のボディ系コンピが乱発されましたが、その内容に関しては如何せん玉石混合というか、ものによってかなり当たり外れが激しい印象があります。現在のように手軽に試聴…

X-Marks The Pedwalk - Abattoir: The Collection

ドイツのエレクトロインダストリアルユニットのコンピレーションアルバム。 Leæther StripやPsychopompsと並び、ドイツのEBMレーベル:Zoth Ommogの初期を代表するグループと言える彼ら。中心人物のSevren Ni-Arb(逆から読むと"Brain Nerves")は本家XMTPに加…

The Cure - Seventeen Seconds

イギリスのポストパンクバンドの2ndアルバム。1979年のデビュー以来、40年近く活動を続ける彼らの影響力はパンクやゴスに留まらず、非常に幅広い方面からリスペクトされていますが、今やDpeche Modeと並び、国内と海外での認知度に著しい剥離があるグループ…

Numb - Numb

カナダはバンクーバー出身のエレクトロ・インダストリアルユニットの1stアルバム。基本的にはDon Gordonという人が中心で、その他のメンバーは流動的です。ちなみにこの当時のメンバーは、Don Gordon(Producing), Dave Hall(Keyboards, Programming), Sean S…

2wo - Voyeurs

"メタルゴッド"としてその名を轟かせるRob Halfordが、Judas Priestを脱退している間にやってたバンド。Nothing Recordsからのリリースということで、Trent ReznorがExecutive Producer*としてクレジットされています...というのはつまり、実質トレントさん…

Cabaret Voltaire - The Original Sound Of Sheffield '83 / '87. Best Of;

Throbbing GristleやSPKと並び"インダストリアル御三家"と称されるCabaret Voltaire(通称キャブス)のベスト盤。彼らの音楽性は時期によって大きく異なりますが、これはタイトル通り、83年から87年にかけての12インチシングルをまとめたもの。

Scorn - Vae Solis

元Napalm DeathのMick HarrisとNic Bullenによるユニットの1stアルバム。 私も詳しくはないんですが、Napalm Deathというバンドはかなりメンバーの出入りが激しかったようで、調べていると頭がグルグル...ざっくり言うと、1stアルバムの"Scum"(ギネスで有名…

V.A. - Another World - Electronic Body Music

Front 242をはじめ、EBMの一大産地として有名な(?)ベルギー。このアルバムは、その中でも特にEBMやニュービートのグループを多く輩出していたAntler-Subwayのレーベルコンピです。元々ここは、80年代後半からニュービートというジャンルを生み出し、発展させ…

Pailhead - Trait

皆様ご存知Ministryのサイドプロジェクトの1つ。Al Jourgensen、Paul Barker、Bill Rieflinといういつものメンバー((ただし、#6のみBill RieflinではなくEric Spicerという人がドラムを叩いているらしいです。))に加え、ヴォーカルにハードコアパンクの代表…

Skinny Puppy - Remission

自主制作のデモテープ"Back & Forth"に続きリリースされた、彼らのデビュー作品。当初は6曲入りのEPという形式でしたが、翌年に発売されたカセットでは5曲のボートラが追加されアルバム並みのボリュームに。現行のCDはこのカセット版に準拠した曲順となって…